ニコライ・モロゾフといえば、言わずと知れたフィギュアスケートのコーチ兼振付師で、2006トリノ五輪以後日本でも人口に膾炙するようになった人。
2006トリノ五輪以前にも知っている人は知っている人なんですが、なんせトリノ五輪では荒川静香さんが金メダルに輝き、そのコーチであったモロゾフもテレビでばんばん出てくるし、荒川静香関連報道でがんがん出てくるし、という意味で一般的に膾炙してって意味でそう書いていたりします。
また、現在だと安藤美姫選手や高橋大輔選手のコーチだったりするので、「あ、この外人知ってる」と、うちのオフクロでもなるわけです。はい。
そんな日本国民にもお馴染みになった、いや本当にお馴染みになったかはわからないのですが、とりあえず、うちのオフクロも「知ってる」っつうくらいなので、詳しくは知らないまでも「フィギュアスケートの偉い人」ってくらいの認識は年配の方にもあるんじゃないかと思って(笑)
それが正しい認識かどうかは別にして。
偉い人って・・・役職ついてる組織の幹部じゃないんだから!
でも、オフクロの世代は、うまいこと表現しますね。偉い人って(笑)
メディアに露出するということは、華のある、結果を出したアスリートの影の存在であるにしても、地方の、2008ワールドのテレビ放送見て「すぐりは?ねぇ、すぐりは?」と聞くようなオフクロまで認識されるということで、これは凄いなと。
すぐりは出てねぇよ!
そんなニコライ・モロゾフ。
モロゾフ・・・お菓子ではありません。
もう随分と前になるのですが、昨シーズン(2007-2008シーズン)の世界選手権前に四大陸選手権(4CC)がありました。その頃、動画宮殿はどうだったか思い出せないのですが、先ほど過去記事検索したら一昨年のシーズン(2006-2007シーズン)の記事しかヒットしなかったので、放置していたはず(笑)
2007全日本選手権のあと、2008ワールドの前ってことで、ちと眠っていたのかな?
そんなことはどうでもよくて、既にご存じで、かつオンエア見ている方も大勢だと思いますが、TBS『夢の扉 NEXT DOOR』って番組でニコライ・モロゾフが特集されました。
日曜日の夕方にやってる番組ですね。
これ、未見でした(笑)
デ。
見てみたのですが、結構面白かったんですね。
2008四大陸選手権(4CC)後のオンエアで、その前から撮影しているわけですが、安藤美姫選手、高橋大輔選手、村上大介選手などをコーチするニコライ・モロゾフで、彼のバックボーンやら四回転に臨む安藤美姫選手やらと濃い内容。
濃い内容といっても30分番組なんで、なんでもかんでも詰め込んであるわけじゃない。でも、この時間にしては、濃い方だろうと思ったり。
オンエアは、2008年3月2日。半年以上も前だったり(笑)
公式サイトのバックナンバーは現在でも閲覧可能です。
■夢の扉 ニコライ・モロゾフの回(TBS公式サイトから)
ほとんど何もないページなんですが(笑)
口上として、こうあります。
今や、日本のフィギュアスケートは世界最高レベルにあると言えます。その中心にいる選手に世界チャンピオンの安藤美姫さんや高橋大輔さんがいます。そして、その二人にコーチをしているのがニコライ・モロゾフさんです。モロゾフさんが二人を担当してから二人の成績が上がってきたと言えるのです。そのモロゾフさんは、現在、トップ選手のコーチをする傍ら、未来のスター選手に成り得る日本の若者の育成にも力を注いでいるのです。世界の檜舞台での活躍を夢見る若者の素質を見抜き、育てていくモロゾフさんの姿を紹介します。
ふ~ん。
おそらくオンエア直後にレビューされた記事がたくさんあって、見た人、見れなかった人、そんな記事をたくさん読んできたと思いますが、半年遅れでレビューしてみる!
いや~冒頭が高橋大輔選手なんですねぇ。2008四大陸選手権で優勝を決めたキスクラのシーン、ニコライ・モロゾフとがっちり握手するシーンからなんですが、そんなとこはどうでもいいですね。
ニコライ・モロゾフについてインタビューを受ける高橋大輔選手。
これです。
この髪型です。
リンクの上ではバッチリとヘアメイクも決めている高橋大輔選手ですが、そうではないので、逆に違和感あります。
結構サラサラなのね。
次が安藤美姫選手。
練習風景映像が流れるんですが、ん~なんだろう、これ・・・とずっと思っていて「あ、そうか」と。
安藤美姫選手の練習着ってのは、タイトなスパッツみたいな上下ですよね。ニコライ・モロゾフもジャンパーかブルゾンかわかりませんが黒色、パンツも黒。
忍者だな、と。
飛んだり跳ねたり練習してるでしょ。
もう忍者にしか見えません。
途中地震速報とかありますが、それはスルー。
あ、高橋大輔選手の羽織っているブルゾン?ジャンパー?ってプーマだ。
プーマってサッカーのイメージがあるから斬新だなぁ。
ちなみに、兄弟がスポーツ靴製造販売やってたけど兄弟喧嘩して別れた。
兄はアディダスを作って弟はプーマを作った。
だから、アディダスとプーマは元々は同じ。
プーマはアメリカライオンの「ピューマ」からきてるんですが、デザインはピューマが左側に跳びはねているやつですね。よく、右側に跳びはねているバッタもんとかあって、小学生の頃、サッカー部の連中が着ていたのですが「左右ばらばらじゃねぇかよ!」とよく突っ込んでいました。
そんなことはどうでもよくて、ニコライ・モロゾフは実際リンクの上で動きながらコーチングしたり振り付けしたりするので有名ですが、そんなシーンがあり、途中地震速報とかありますがスルーする。
ニコライ・モロゾフ自身へのインタビュー映像があります。吹き替えしてるんですね。なんか違和感ある声です。
そして思いました。
段々とシルベスター・スタローンに似てくるな、と。
地下鉄に乗るニコライ・モロゾフの絵はなかなか庶民的で、まじかよ!とか思いますが、都会では地下鉄って便利なんですよね。まぁ、地下鉄って都会にしかないんですが。
そんなことより、地下鉄に乗っているニコライ・モロゾフの映像がありますが、彼の左側に座っている方は男性でしょうか女性でしょうか?
とても気になります。
おばさんのようでもあるし、引きの絵になると、疲れたおじさんのようにも見えます。
う~ん気になる。
さて。
ホテルに戻ってからインタビューですが、過去の、選手時代の映像が流れます。
ニコライ・モロゾフは1998年の長野オリンピックにアイスダンス選手と出場しているので、その時の映像も流れます。
長野オリンピック時なんで、この相手の女性はタチアナ・ナフカ。
今はズーリンの奥さんですね。トリノオリンピックでアイスダンス金メダルな、それはそれは奇麗な方。
ナフカって全然わかんねぇ!
つうか、ニコライ・モロゾフも全然わかんねぇ!
と、とりあえず突っ込むところですね。
そして若手ホープな村上大介選手との練習風景になります。
JGPメキシコ大会でしたっけ?直前になって出場できなくなった村上大介選手。現地まで行っているのに「出れないよ」ってなったんですよね。軽くニュースにはなりましたけど、とても残念なニュースでもありました。
そんで村上大介選手の小さい頃の画像に驚愕しつつも、おそらくお父上とお母上と思われる方と一緒に写っている写真をみて「ふ~ん、やはり純和風なのはDNAなのね」と思ったり。
練習中、ニコライ・モロゾフが村上大介選手を叱咤する場面がありますが、こう言ってます。テロップ通りですけど。
お前の滑りは見たくない
まるでチャップリンみたいだ
これ、どう考えても褒め言葉にしか聞こえないんですよね(笑)
チャップリンというのは、ご存じ喜劇王のチャールズ(チャーリー)・チャップリン。
鈴木聖美 with RATS & STARは『ロンリー・チャップリン』。
サイレントからトーキーまで映画界に多大な影響を与えた喜劇人。
製作、監督、主演、脚本、音楽って何から何まで自分でやったりしてましたね。いま日本人でも外国人でもいいですが、芸人さんがやるリアクションは、ほとんどチャップリンがやってたことです。キートンやロイドもいますけど。
サイレント映画(音声がない昔の映画)などは、リアクションで笑いを表現するしかなかったわけで、セリフがある演技とは全然違うわけで、今見てもチャップリンの映画は大変面白いですね。
あの動きはすべて計算された動きなんですよ。
だから、「まるでチャップリンみたいだ」ってニコライ・モロゾフが叫んでも「わお!褒められちゃった」って、なる(笑)
ヒトラーやナチズムが全盛の頃、『独裁者』とか作ってますからね。命賭けて映画作ってたわけです。
閑話休題。
お、村上大介選手が着ているのは「アンダーアーマー」ではないか。
スポーツショップに行くと、色々これ系のアンダーウェア売ってありますね。私はアウトレット品ばっかりなのですが。
そして、控え室でのアットホームな雰囲気の映像になります。
会話は英語。
村上大介選手、パンツの裾を膝までまくっているんですが、わかりますかねぇ、凄いふくらはぎですよ。
高橋大輔選手みたい。
やっぱアスリートだなぁ。
運動やっている(いた)人なら、短パン履いている村上大介選手とすれ違っただけで、その足をみて「あ、この人アスリートだ」ってわかっちゃう足ですね。
太っている人のふくらはぎとは全然違います。
やっぱ凄いなぁ。
高橋大輔選手もそうなんですが、上半身は無駄のないしなやかな筋肉ですが、下半身はズシリとした筋肉なんですよね。フィギュアスケートの男子競技の熾烈さを感じさせる競技特有の筋肉の付き方で、スピードスケートの選手なんて競輪選手みたいな下半身ですが、フィギュアスケート選手、それもトップアスリートは、衣装に隠されたもの凄い肉体を持っていますね。
それを身につけるための苦難の日々を思うと、煌びやかで晴れやかなリンク上の演技が、深く、濃く、太く見えます。歌舞伎役者さんって、軟弱に見えますが、凄い下半身してますよ。屈んだ姿勢で微動だにしない動作やりますから、あれと同じくらい見た目とのギャップがあります。
一朝一夕には無理ってことです。
どんだけ努力してきたんだと。そう思うわけです。
高橋大輔選手がピップホップの振付で昨年の全日本優勝しましたけど、そういう振付をやるって知って、「どんなんだよ!」とか思っていた人も多数と思いますが、あの動きをあの時間やり続けること、かつスケーティングをきっちりやりながら、と考えると、実際全日本での演技を見たときには、もう驚愕ですよ。
普通、そんな体力は、ない。
そりゃあ、ちょっと故障したら引退も視野に入れる競技だっつう話です。
過酷な競技だなぁ。
これを読んでいる方は、ほとんど3分間体を動かし続けること出来ないはずです。
できたら凄いですよ。
縄跳びでいいです。絶対無理ですから(笑)
ふくらはぎがつりますよ。
お腹、痛くなりますよ。
手首、痛くなりますよ。
翌日、大変なことになりますよ(笑)
フィギュアスケートはスポーツなのです。
過酷な。
あ、また話題が逸れたなぁ・・・
再び閑話休題。
そして四大陸選手権の映像です。
結果はご存じの通りですね。
安藤美姫選手は四回転失敗して3位。
これ、挑戦する大会だったんでしょうね。本命は2008ワールドだから。
最後に、番組のオチ「MY GOOL」に想いを書くニコライ・モロゾフ。
私の教え子全ての才能を開花させ幸せにしたい。
さらに、安藤と高橋にバンクーバーオリンピックで素晴らしい演技をさせたい
これ、何語なんでしょう?
と思いつつも、ニコライ・モロゾフはタチアナ・タラソワの下でコーチ業を学んだわけで、彼女の弟子筋にあたりますね。そしてタラソワと袂を分かって独立した。
この先、ニコライ・モロゾフにコーチを受けた選手が、新たにコーチや振付師となって選手を育てるかも知れない。
「守破離」ですね。
武道用語なのですが、武道だけではなく通じる言葉だなぁと。
「守」というのは、師の教えを守り清濁あわせ、しっかりと技術を身につけること。
「破」というのは、師に教えられた技術を自分の特性にあわせ、師からの教えにこだわらず技術を発展させること。
「離」というのは、それらの段階を通過し、何事にもとらわれない境地を得ること。独自の境地を得ること。
簡単に説明するとこうなのですが、ニコライ・モロゾフもスケートを始めた時は「守」でしょう。タチアナ・タラソワに師事した時も「守」で、そこから「破」に至り、そして「離」で今日がある。
たしか動画宮殿でも同じ言葉で記事を書いたと思うのですが、何事も結局これですね。人それぞれ違うわけですから。
華道や茶道で流派が多い、武道でもそうですが、その理由は「守破離」なわけです。
選手としても指導者としても同じですね。
と、また脱線した内容になってきたところで終わります。
30分番組なんですが、あっという間に見終わりますね。
地下鉄の人、おじさんかなぁ・・・おばさんかなぁ・・・
<参考動画>ニコライ・モロゾフ 夢の扉
<イメージ画像>

photo credit: Nenyaki
2008ワールドの高橋大輔選手だったり・・・















