フィギュアスケート選手のカタリナ・ヴィット(Katarina Witt)といえば、1984サラエボ冬季オリンピックと1988カルガリー冬季オリンピックで金メダルを獲得した旧東ドイツの有名なアスリートですね。
妖艶で、奇麗で、肉感的で、痴的で、華麗で、つまり大人の色気のある、フェロモンを常に出しているような、要は見てみるものを虜にしてしまう魅力を持ったオトナのスケーター。
ってイメージしかない(笑)
現役時代はドイツが東西に分割されていた時代(ベルリンの壁とか、もう死語なんですかね)ですが、東ドイツ選手権、ヨーロッパ選手権、世界選手権、そしてオリンピックと、もう優勝ばっかな人。笑っちゃいますね。実績見ると。なんだよ、これって感じです。
そんなカタリナ・ヴィットといえば「カルメン」なわけで、「カルメン」ってのは有名なオペラですが、それを氷上でスケーティングだけで演じたのが『氷上のカルメン(Carmen on Ice)』。
無茶苦茶完成度の高いエンターティメントですよね。
テレビのコンテンツなんですが、1990年くらいのやつなんで今から18年くらい前のやつ。アメリカにテレビに関する業績に与えられる賞として「エミー賞」がありますが、それを受賞している作品。
日本でも何度も放送されたと思います。
「カルメン」はオペラなのですが、『氷上のカルメン』はスケートで表現しているのでセリフが一切ありません。かといって無声でもない。なので、日本人でも普通に楽しめる。
「カルメン」自体フィギュアスケートでよく使われる素材でもあります。最近ではチャンピオンズ・オン・アイス2008かなんかで荒川静香さんが演じたし、浅田真央選手の『ハバネラ』も記憶に新しいところ。
でも、やはり「カルメン」といえばカタリナ・ヴィットなわけで、それは『氷上のカルメン』を見ればわかる。
ってなことで見るわけなのですが、セリフがないので見るのは楽です。DVDみたいな高画質ではないですが、それでも640x480なサイズなのでflvで見るより高画質なはず。
セリフはないのですが、舞台はオープンセットで、基本的にリンクの上での演技になります。
出演者全員、基本的にスケート靴を履いて滑りながら演じるわけですが、リンクを削る音がきっちりと収録されています。
生々しいわけです。
ガリガリ言っています。
スケーティングだけで表現しているのですが、音を消してあるわけではなく、スケーティング時の氷を削る音があるので、出演者の息づかいが聞こえてくるようです。
これ、わざとこういう演出なんでしょうね。
圧倒的な迫力なんですよ。
そして、カルメン役のカタリナ・ヴィット。当時、プロになってすぐなので24歳か25歳なのですが、凄いです。
この色気。
色気と書くと安っぽい表現になりますが、妖艶、魅惑、色香そんな感じのやつ(笑)
カルメンってタバコ工場で働くジプシー女で、ドン・ホセたらし込んだりエスカミーリョと付き合ったりと、ダークな女性なわけですが、これが、もうピッタリなわけです。
汚れた色気を持つ女性なんです、高慢ちきな女でもある(笑)
もうヴィット以外考えられないナ、と。これ見ちゃうと。
とても有名で完成度の高い作品なので、秋の夜長、シニアの大会が始まる週末までじっくりと見てみる。
ということで、『氷上のカルメン』。
リンクですが、クリックするとWindows Media Playerが起動されて再生すると思いますが、ここはDLして見た方が吉です。リンク上で右クリックして「対象をファイルに保存」ってやればDLできます。
4つファイルありますが、全部でも594MBくらいです。DLして見た方が、DLしつつ再生するよりいいです。DLしつつ再生だと、途中でカクカクなったり止まったりしちゃいますから。
■氷上のカルメン(Carmen on Ice)1
■氷上のカルメン(Carmen on Ice)2
■氷上のカルメン(Carmen on Ice)3
■氷上のカルメン(Carmen on Ice)4
フラメンコのおばちゃん、凄すぎ。
お馴染みの曲ばかりですよね。『ハバネラ』とか親子丼のテーマとか(笑)
♪たった~の三ぷん お~やこどん~
って当時はカルメンの曲って知らなかったなぁ。
そんなことはどうでもよくて、この『氷上のカルメン』を見終わって思うことがあります。
日本人スケーターなら、誰がカルメンだろう・・・と。
いないな、ってのが結論でしたが、最近変わってきました。
ここからは過去記事「安藤美姫 2008 SSOI EX – Handcuffs」と内容が重複します。
けど、書く(笑)
浅田真央選手だと、その透明感から真逆の立ち位置にいるので、絶対無理。演じても浮くだけと思います。
彼女がまだ持っていない何かが必要。それは年齢や人生経験を積めば得られるものかも知れませんが、少なくとも現在の浅田真央選手がカルメンやっても見る価値はない。
お遊戯になっちゃう。
つうかイメージすら出来ない(笑)
浅田真央選手は、まだピュアな透明感が強すぎますね。最近ものすごく大人びてきましたが、それは、あくまで過去の浅田真央選手と比較して、当人と比較してって意味なので、ダークなカルメンは無理。
ドン・ホセがドキドキするのは、カルメンの危険な香りに対してですからねぇ。
いやらしさ、それも汚れたいやらしさが必要で、浅田真央選手にはないもんですね。
荒川静香さんはどうだ?
これも無理。年齢的には丁度いいんですが、彼女は悪漢ではないですよね。ピカレスクの主人公とは無縁な雰囲気を持っています。技術的には凄いんですが、逆にそれが邪魔だよなぁと。
イメージできない(笑)
村主章枝選手はどうだ?
女優の異名を持つ彼女なら演じられるかと思うと、表面的には演じられるでしょうけど、厚さが足りない。そして、それはオスの本能に訴えかける厚さなわけで、村主章枝選手が持ち合わせていないもの。
中野友加里選手や武田奈也選手とか考えましたが、もう却下(笑)
中野友加里選手はスニガとかいいかも。ドン・ホセの上官・・・
安藤美姫選手も無理だなぁと思っていたのですが、最近、もしかしたら彼女くらいかもしれないと思うようになってきました。
ダークさが、なんというか、安藤美姫選手にあるような気がしてきて。
妖艶さや魅惑さもありますね。ぶっちゃけ、汚れたいやらしさ、ってやつなんですが。
イメージとしての思いなので、勝手な解釈なのですが、彼女の持つ妖しげな雰囲気が一番近いのかなぁと。
曽根美樹選手も考えたんですが、ちと違うナと。曽根美樹選手のイメージって、カルメンのようなドン・ホセに「刺すなら刺せば?」というあっさりした感覚ではなく、まさに大奥で繰り広げられた日本独自のドロドロ感を感じます(笑)
そういうのやらせたら、右に出るものいないだろう、と。
わたし、男子なので、そういう視点になります。そして、やはりカルメンは男を騙して惑わしておかしくしちゃう魔性の女性なので、オスとしての本能に従ってこんな感じかなぁと書いています。
おそらく、女性だと違った感覚で解釈すると思います。
テレビの作品だし、エンターティメントなので、競技会で見るとこと違うとこを見ての解釈ですね。こんな感じだよなぁと。
ぶっちゃけ、ルパン三世の気持ちになって、下着姿や素っ裸の峰不二子は誰だろう?と、そんな感じで考えました(笑)
浅田真央選手がそんな感じで目の前に現れても「風邪引くぞ、おい。この時期に」って言っちゃうもんなぁ。
荒川静香さんだと「やっぱ凄いね、広背筋」とか言いそう。
安藤美姫選手だと「なにを企んでる!」ってなる(笑)
そんな妄想で楽しませてくれる『氷上のカルメン』なので、秋の夜長に名作を見てみるのもオツではないかと記事にしてみました。
<参考>
安藤美姫選手がカルメンだったら、ってなdawa様の「忙しい人のためのカルメン」記事。
だいたい、この記事読めば、カルメンのあらすじはわかります。
♪1分でわかる「カルメン」のストーリー
(dawa’s blogより 2008.02.04)
アレからなぁ、この記事の刷り込みがあったからなかぁ(笑)
それもあるでしょうけど、過去記事の安藤美姫選手のエキシビション演技を見たから。比率はどれくらいだろう?
<イメージ画像>
カルメン(Carmen)で検索したら、こんなん表示しました。
どこがカルメン?

photo credit: Iker Merodio
オペラかなぁ。













絶句!
当時、伊藤みどりの大ファンだったので(今も大好き)、このスケート・オペラ(?)の放映を見た瞬間、「伊藤みどりはプロになったら生きていけない」と悲観した覚えが。
今、冷静に見ると凄すぎる。
特にブライアン・オーサー。
こんなに華のあるスケーターは、今時いないんじゃないでしょうか?
とにかく全員がハマリ役すぎ。
素晴らしい!!!
最後は劇的で、涙ぐんでしまったのは秋の夜のせいか、カメラワークの凄さ?
王様、今晩は。
氷上のカルメン!凄いですね!
ヴィットのカルメン、ボイタノのホセ、オーサーのエスカミーリョと当時の最高スケーターの競演です。
さらに、フラメンコのおばちゃんことスペイン一のフラメンコダンサー、クリスティーナ・オヨス。彼女のフラメンコだけでも見る価値ありですね。
カルガリーオリンピックではヴィットとライバルのデビ・トーマスがふたりとも曲目にカルメンを選び「カルメン対決」と言われましたね。
ラスト、ゲンを担いでハッピーエンドにしたトーマスと、原作どおり殺されて氷上に倒れたヴィット。結果はヴィットの圧勝でした。
ところで安藤選手、カルメンはぴったりでしたが、今期のジゼルはどうでしょうか?
中野選手といい、なんかあわない気がします。(詳しくはdawa様ブログを参照してください)
安藤選手などは男にふられたら、蛇になって男を焼き殺そうとするんじゃないかと・・・・・・あ、これは娘道成寺の清姫でした。
でも、絶対清姫のほうが似合いそうだな。
むしろ浅田選手の透明感はジゼルにぴったりのような気がするなぁ。
体重をまるっきり感じさせないスケーティングもウィリー(日本で言うと幽霊みたいなものですね)らしくていいと思うんですが・・・・・
オリンピックには浅田選手のジゼルが見たいな。
動画の王様、こんにちは。
動画宮殿時代に1、2度コメントを寄せさせていただいたことがあるのですが、ほとんど始めましてですね。
動画宮殿F、これから楽しみに見させていただきます。
さて、こちら”氷上のカルメン”ずっと見たくて今まで見れていなかったのでとても嬉しいです。この週末にでもDLしてゆっくりと見たいと思います。
さてヴィットですが、今年2,3月にプロからも引退とお別れツアーをしたのですが、実は私ドイツ在住でして見に行ってきました。
豊満なる体形により、一層お色気が増したか、と。
しかしこれでもう最後かと思うと、感極まるものがありました。
Katarina Witt Abschiedtourとか Abschiedtourneeとかで少々動画が当たるかと思います。私が見た限りではろくなものは無いですが。
ひとつだけリンクを
http://www.youtube.com/user/WestsideMaria
このショーでヴィットは”シングルアクセル”を一回披露してくれました。
みどりちゃんなら今でもせめてダブルは飛んでくれるでしょうか?
ゲストのブライアン ボイタノもトレードマークの”片手挙げルッツ”を飛びました。
回転不足気味ながらも3回転だったと思うのですが、2回転だったかな?
後、ヴィット40歳のカルメンとか。
では王様、寒くなっていく中どうぞお体ご自愛くださいませ。
>匿名 様
こんにちは。
私も過去に見た記憶があるのですが、全部みたのか、一部見たのかさえ定かではなく、この記事のために見直しましたが、もう最初から引き込まれてですね。
もう凄いなと。
今見ても全然色あせてなく、これが芸術かぁと。
素晴らしいのひとことです。
秋の夜長にはぴったりな、ガチ競技会で胃がキリキリ痛む時の清涼剤としては最高の作品です。
フィギュアスケートの奥深さを感じます。
>kenken 様
ジゼルって動物の名前と思っていました。
それも、馬系・・・
そんなことはどうもでよくて、氷上のカルメンは本当に凄いですね。
匿名様レスにも書きましたが、ずっとファイルの場所は知っていて、でも長いからなぁと最近まで見なかったのですが、見てみたらあっという間です(笑)
完成度高すぎ!
競技会では目に見えない芸術性なのですが、これはもう圧倒される芸術性です。
カルメン自体の素材もいいのでしょうが、それを演じるスケーターの力量がホンモノってことですね。
この記事、シニアの競技会前の記事なんですが、こういう風にリアクションがあって、やはりなぁと納得です。はい。
>Piyo 様
こんにちは。海外からコメントありがとうございます。
インターネットって凄いなぁと思うのは、動画宮殿時代からそうなのですが、海外からの閲覧やコメントがあって、海を越えて同じネタを共有するってことです。
フィギュアスケートという狭い世界のネタを扱っていますが、そして新しい情報古い情報色々ありますが、世界各国からリアクションあって、時には外国人からもあったりして、ネットというのは凄いと。
そんなこんなで、子どもの頃に見たヴィットは、もの凄く年上と思っていたのですが、自分が大人になると、そうでもないと気が付き、でも当時はガキだったので刺激が強すぎるオーラを持った人だったなぁと(笑)
よくわかりませんが、これからもよろしくお願い致します。