太田由希奈 引退しちゃったですね
フィギュアスケートの2003世界ジュニア選手権で優勝した、氷上を舞うように、漂うように、流れるように、美しく、惚れ惚れするような演技をしていた太田由希奈さんが引退しちゃいましたね。
ってニュースは、昨年の11月末にあって、「ああ、太田由希奈が引退しちゃったぁ」ってなったんですが、そして、太田由希奈さんの記事を書かなきゃと思いつつ、いま目の前にあるガチ競技会に追われ、このままだと忘れちゃうなぁって感じだったので、手抜きなんですが、記事投稿。
風ですね。
駆け抜けていきました。
とりあえず、引退ニュースを引用します。引用先には、2003世界ジュニア選手権で優勝した時の画像があり、表彰台の上で微笑む太田由希奈さんを見ることができます。
ちなみに、2位は安藤美姫選手、3位はカロリーナ・コストナー選手です。この頃から、きりんさんは、足が長い。
フィギュアスケートの元世界ジュニア女王、太田由希奈(22)=法大=が現役を引退したことが、27日分かった。古傷の右足首の状態が思わしくなく「やるからには勝ちたいが、納得できる演技ができない」などと決断の理由を語った。
太田は京都府出身。2002-03年シーズンのジュニア・グランプリ・ファイナル、世界ジュニア選手権で、いずれも安藤美姫(トヨタ自動車)を抑えて優勝。表現力に定評があり、04年四大陸選手権も制したが、近年はジャンプ重視の新採点方式にも苦しんでいた。
今後はかつて通っていた同志社大に復学し、プロとしてアイスショーに出場しながら、コーチや振付師としても競技にかかわっていくつもりという。
■元世界ジュニア女王フィギュア太田が引退
(SANSPO.COMより。2008.11.27 22:34)
太田由希奈さんの、はんなりとした京都弁、好きでした。
2003世界ジュニアで太田由希奈さんが優勝し、そこから日本人選手三連覇なんですよね。2004世界ジュニアで安藤美姫選手優勝(2位にキミー・マイズナー選手)、2005世界ジュニアで浅田真央選手優勝(2位にキム・ユナ選手、3位にエミリー・ヒューズ選手)。二人はシニアの世界女王にもなったのに、太田由希奈さんは、怪我に泣いたですね。
ちなみに、2006世界ジュニアはキム・ユナ選手(2位が真央ちゃん)、2007世界ジュニアはキャロライン・ジャン選手(2位がミライ・ナガス選手、3位はアシュレイ・ワグナーちゃん)。昨年の2008世界ジュニアはレイチェル・フラット選手(2位にジャン、3位にミライ)となっていたりします。
ついでに、男子だと、2002に高橋大輔選手優勝、2005には織田信成選手優勝で2006は小塚崇彦選手が優勝していたりします。2008はアダム・リッポン選手でしたね。
そんなことはどうでもよくて、太田由希奈さん。
2シーズン前、つまり、2006-2007シーズンなんですが、その年の全日本に久しぶりに太田由希奈さんが出場したのですが、全日本といえばお台場テレビで、いちお、太田由希奈さん特集ありました。
ってな記事は旧動画宮殿で記事にしていて、その他にも彼女の記事はいくつかあるのですが、動画が生きていたので、その動画と記事を引用します。誤字脱字もそのまま(笑)
手抜きなんですが、書いても結局同じこと書くだろうと思うので。はい。
■太田由希奈SPORTS DOCUMENTARY
(2006.12.20オンエアの『すぽると on ICE』より)
リンクをクリックすれば、Windows Media Playerが勝手に立ち上がって再生します。11分ちょっとな動画です。面倒くさいなら、リンク上で右クリックして「対象をファイルに保存」ってやればDLできます。DL後見る。
『すぽると on ICE』って懐かしいですね(笑)
これ、荒川静香さんがキャスターやっていたやつですよ。旧動画宮殿では、しょっちゅうネタにしていましたね。すてろくとかに全部あったんですよね。
シーズン終了とともに終わりましたが、シーズン中でもいいので、こういう特番またやんないですかね。さすがに荒川静香さんは忙しいでしょうからアレでしょうけど、地上波だと無理かなぁ。主旨的にはCS的な内容じゃありますね。ファン向けっつうか。
2006年はトリノ五輪で大熱狂していた頃だったので、比較的フィギュアなコンテンツを地上波でやってましたね。バンクーバー五輪の結果次第では、また同じようになりますよ、きっと(笑)
そんなこんなで、この動画についてのレビューつうか、感想つうか、は、過去記事の引用で済ませます(笑)
2006.12.23の記事。もう丸2年も前かぁ。
この時はYouTube動画を貼り付けていたので、そういう記事になっています。今は、勿論リンク切れですけどね。追記に書いた別ソース動画が生きていたので、上でリンクしたのは追記のやつです。はい。
全日本フィギュアスケート選手権モードな昨今、大会を中継するフジテレビも例がではなく、『すぽると』で太田由希奈選手を持ってきましたね。
「SPORTS DOCUMENTARY」ということで、これまで取材してきた映像を編集しての特集。これが「ドキュメンタリー」かどうかは別として、ブラウン管で見る太田由希奈選手は久しぶりですね。
エキシビジョン(DOIなど)などでは見ましたが、ブロック大会とはいえガチ大会で演技する太田選手。
怪我で2シーズン棒に振ったことを思うと、これは「天晴れ!」ですね。腐った時期も、ぶっちゃけあったと思います。それでも辞めず頑張った太田由希奈選手は偉い。
12月20日オンエアの『すぽると on ICE』より。
二本に分かれているのでPlayList化してみました。再生すれば自動的に二本目の動画も再生しますよ。
※管理人注:ここに動画を貼り付けていました。
全日本に出場できてよかったっすね。先にも書きましたが、この特集は「SPORTS DOCUMENTARY」となっているものの、「ドキュメンタリー」かというと眉唾。ナレーションがありますが、これが真実かどうかなんてわからないですもん(笑)
どう聞いてもお涙頂戴なナレーションには、ちと違和感。ちなみに、大辞林で「ドキュメンタリー」の意味はこうあります。「実際にあった事件などの記録を中心として、虚構を加えずに構成された映画・放送番組や文学作品など」。
編集している時点で終わっちゃってるので、まぁ、ナレーションは話半分に聞くのが一番ですね(笑)
そんなことはどうでもよくて、太田由希奈選手です。相変わらず指先一本一本まで表情豊かですね。そよ風に揺れる木の葉のような繊細な動きと思います。
この太田由希奈選手が2003年世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝してから連続で日本人選手が優勝し出したんですよね。次が安藤美姫選手、その次が浅田真央選手。今年のキム・ユナ選手を入れると、アジア勢が四連覇。
そんな太田由希奈選手ですが、怪我に泣きましたね。ナレーションで「大好きだったスケートに背を向け、逃げるようにリンクからその姿を消した」とありますが、んなぁこたない(笑)
怪我で出場できなかっただけじゃん!と。なんつうか、言葉を変えるとこうも違うのかと。「虚構」を加えてどうする(笑)
思うと、日本は層が厚いですね。太田由希奈選手、安藤美姫選手、浅田真央選手とタイプの違う選手がいて活躍している、「層が厚い」ということは、「強い」ということで、これはスポーツに限らず当てはまる普遍的なことだと思うのですが、そう考えると、当たり前のように日本人選手の活躍に一喜一憂しているけど、凄ぇよなぁと。
などと書いてみましたが、最近一番驚いたのは、村主章枝選手が松坂大輔と同じ歳で「松坂世代」だったってことです(笑)
■2006.12.23 【動画】太田由希奈 SPORTS DOCUMENTARY
(seesaa版動画宮殿より)
最後にすぐりんが松坂世代で驚いていますが、横浜高校在学中に夏の甲子園で決勝戦ノーヒットノーランをして優勝した松坂大輔選手を見ていたので、なんか、すぐりんは年上と思っていたのですよ(笑)
決勝戦って、横浜高校がある能見台ってとこで、商店街のみんなと見ていましたよ。その頃、わたし横浜に住んでいたので(笑)
あの頃の松坂大輔選手って何度も生で見ていて「案外小さいんだナ」って思ってました。
過去記事で書いたと思うのですが、甲子園からバスで戻ってきた横浜ナインも見ていて、駅前にえらい人が多いなぁと思っていたら野球部が戻ってきました。
松坂選手は後ろの方の窓側に座っていたと思うのですが、窓からその人だかりを見てビックリしてましたよ(笑)
能見台って京急なんですが、駅の中におばちゃんしかいないハンバーガー屋さんがあって、よく買っていたのですが、ちゃんと色紙があって全国制覇かなんか書いてありました。
愛甲がキャプテンだった頃も優勝していて、その時の色紙もあったような。あれは、書店の方だったかなぁ。
閑話休題。
旧動画宮殿にいくつか太田由希奈さん記事あるのですが、古いしアレなので、とりあえずリンクだけ。動画リンクは全部死んでますよ(笑)
適当に書いた記事なので、適当に読むのが吉。
■2006.12.25 【動画】安藤美姫と太田由希奈 2003世界ジュニア
■2006.11.21 【動画】太田由希奈 2002世界ジュニア選手権
太田由希奈さんの、流れに逆らわず、羽毛のように軽いけれど、まるで意思あるかのように動く指先が大好きでした。何度真似しても、あのような、浮いているけれど決して沈むことのないような、そんな、風に身を任せているようでもあり、波に身を任せているようでもあり、けれど、自分の意思だけは、はっきりとわかる、あの優雅で、軽快で、それでいて重厚な動きは、できませんでした。
表現力って、よくわからないのですが、何もわからないけれど魅了する、って定義があるならば、あの太田由希奈さんの、しなやかな動きってのは表現力そのもので、なにをやったらこんな動きが出来るのだろうと、常々思っていました。
もっと素晴らしいスケーターや、他の要素で魅了するスケーターは多々存在するのですが、太田由希奈さんは、太田由希奈の世界を構築する、そういう世界観を構築してくれる、稀有なスケーターだったな、と、そう思います。
少なくとも、私にとって。
そういう世界観が苦手な人や嫌いな人もいるでしょう。
けれども、私にとっては、心地よく、朗らかで、和み、こういう楽しみ方もあるのかぁと思わせてくれたスケーターでした。
漂えど、沈まず
って言葉があって、意味はそのままで、マ、「雌伏」の意味にもとれますが、怪我をして、それでも頑張る太田由希奈さんは、「漂えど、沈まず」だよなぁ、と。
ガチ競技からは引退ですが、プロとして、色々なところで、あの滑らかでしなやかで、それでいて力強さを感じさせる演技で、見るものを魅了させてくれると思います。
風は、駆け抜けていきました。

















































漂えど、沈まず。
こんな素敵な言葉の後に、何もかけません。
以前、太田由希奈さんが、世界ジュニアで優勝した後、NHKの
何かの特集で、弟さんと戯れて、マッサージをしてもらっている
映像があって、「癒されますね~」と
あの口調で話していたのを思い出します。
弟さんも、お姉ちゃんのことが大好きみたいでした。
彼女は普段でも、暇さえあると、手をいろいろ動かしてみて
どんなカタチがきれいに見えるかと、研究してたそうです。
>TAMAMI 様
おはようございます。
ああ、そのマッサージのやつ見たことあります。姉弟でじゃれているやつなんですよねぇ。男兄弟の中の女の子だったんですよね、太田由希奈さん。
なので、見た目よりも男っぽいとかなんとかだったような。
なるほどぉ、やっぱ研究していたんですねぇ。練習だよなぁ、何事も。創意工夫と日々鍛錬。
完成形というか、本番しか見ることはできないですが、やっぱ何事もそうですね。
そして「漂えど、沈まず」という言葉は、ある作家が、このタイトルで小説を書こうとして考えた言葉だったはず。
何年も何年も書けず、悩み、もがき、時に気分を晴らすために世界の秘境に行き、書くぞ書くぞという時にガンで亡くなりました。
いちお、遺作が『珠玉』という宝石をテーマにした短編集。絶筆は三部作の別の小説の三作目で未完なんですが、「漂えど、沈まず」を読んでみたかったです。
その作家自体が「漂えど、沈まず」でした。
以前、浅田真央ちゃんに対し「朝のように 花のように 水のように」ってフレーズを書きましたが、この作家が色紙に書いていた言葉です。特に女性に対して。
ああ、なんで死んじゃったのかなぁ。
ってなことで。
王様、お久しぶりです。mixi経由でメアドをいただいたことのある某スケートファンでございます。
Googleアラートでこの記事を知り拝見させていただきました。
太田選手には特に思い入れがあるので何ともいえない気持ちで「王様版 追悼と新生祝福」を読みました。
太田選手には現役時代、ついに一度もプレゼントを手渡しできませんでした(笑
あの演技もこの演技も目に焼きついています。
赤坂サカスでの演技も素敵でした。
アスレティックに突き進むフィギュアスケート界を吹き抜けた
一陣の美しい風のような選手だったと思います。
泣くなと言われてもやっぱり何度でも泣いてしまう太田選手の引退。
でも彼女自身はもう先に進んでいるんですね。
新年も記事を期待しています。本当にありがとうございました。
こんばんは。わたしも、太田選手の引退は非常に残念に思います。
最近になって知った選手なのですが、去年の全日本でしたか、瀕死の白鳥の演技をみて、とても感動して、過去の太田選手の演技を動画で見たりしました。
所作がとても美しい。バレリーナのような動きですね。本当に世界観をもった選手、美しい、という一言につきる選手でした。現役は引退ですが、プロとして活動されるようなので、これからは、勝つか負けるか、の世界を離れて、楽しんで優雅に舞ってほしいな、と思いました。彼女の引退時のコメントに、「試合にでるからには勝ちたいが、それがなかなかできるコンディションにない」という主旨のコメントがあり、けがが思うように治らず、(とういうか完治はしないけがだったようですが)歯がゆかったのだろうなと。でも、「やるからには勝ちたい」というのはやはりアスリートなのだな、と思いました。
また、同志社大学の大学院に通うとのことなので、賢い女性なのでしょうね。
これからの活躍に期待、ですね。
>ユズショー 様
あけましておめでとうございます。
今年も元気に過ごしましょう。
病気や怪我がないように。
健康が、一番大事です。はい。
>Ai 様
こんばんは。
風は駆け抜けていきましたが、新天地で、心地よい風となって、みるものを優しく包んでくれると思います。
そして、新しい風も吹く。
王様
こんにちは。またコメントさせていただきます。太田由希奈選手は、大好きな選手の1人でした。「引退」のニュースを聞き、数日の間ショックでした。
怪我で自分にとってベストな演技が競技会で思うようにできないことは、彼女自身が一番歯がゆかっただろうと思います。引退により、TVで彼女の演技を見る機会はほとんどなくなりますが、アイスショー等、新たな場所での活躍を応援して行きたいと思います。最近、赤坂サカス(でしたか?)でアイスショーに共演するチビッ子にスピンを教えている由希奈さんの映像をYouTubeで観ました。願わくば、由希奈さんには、彼女のあの美しい表現力を継承するような素晴らしい選手を育ててほしいです。
彼女のもつ「表現力」はにじみ出てくるようなものだったと思います。単におおげさな動作や顔の表情をすることだけが「表現」することではないのだと素人フィギュアファンの私に教えてくれた貴重なスケーターでした。
風は、駆け抜けていきましたね。そして私たちにいろいろなことを残してくれたように思います。
>ririko 様
赤坂で滑っているやつは、一般の方が撮影した動画のやつを見たので、「なんだよ、ホントに太田由希奈かよ」って感じだったのですが、滑っている姿で「ああ、太田由希奈だ」ってなるんですよね。
そういう、遠目でも、小さな動きでも、本人とわかる特長のある演技というか動きをしてくれる太田由希奈さんは、やはり稀有な存在だったなぁと。
風は駆け抜けていきましたが、その残り香は、未だ漂っています。
心地よい香りです。